来週の日曜日、つまり6日後、世紀の異種格闘技戦が開催されます。
元5階級制覇王者で、49戦無敗のまま去年引退したブロイド・メイウェザーと
総合格闘技UFCで初めて2階級同時王者となったコナー・マクレガーの一戦。
異種格闘技と言っても、猪木アリのように何でもありのルールではなく、今回はボクシングルールでの対戦。
なので、メイウェザーにとっても有利な環境での試合ということになります。
メイウェザーに関しては、何度もスポーツ長者番付や、数年前のパッキャオとの一戦でご存知の方も多いかと思いますが、
「マクレガーって一体誰!?」って人は多いかと思います。
なので、ここでどういう選手か紹介したいと思います。
これを見たら、日曜日の試合がさらに楽しくなること間違いありません(笑)
コナー・マクレガー
国籍 | アイルランド |
生年月日 | 1988年7月14日(29歳) |
体格 | 身長175cm 体重66kg リーチ188cm |
MMA戦績 | 21勝3敗(18KO) |
UFC戦績 | 9勝1敗(7KO) |
タイトル | 第2代UFCフェザー級王者 第9代UFCライト級王者 |
まず、総合格闘技(MMA)の選手は、大きく分けて2タイプに分かれます。
1つは、ボクシング・キック・ムエタイのような立ち技が得意なファイター、もう1つは、ブラジリアン柔術・柔道・レスリングなどの寝技が得意なファイター。
ですが、近年のMMAファイターは両方できないと生き残っていけないくらい技術が向上しています。
例えば、日本人で言えば、知らないうちに引退してた「山本”KID”徳郁」選手なんかは、レスリングでオリンピック目指していたぐらいなので、タックルで相手を寝かせ…ってのもできるし、何度もパンチで相手をなぎ倒してきたのは、近年の大晦日の格闘技で見られたと思います。
ですが、このマクレガーという選手、寝技は皆無です。
一応、バックホーンの中にブラジリアン柔術は入っていますが、見たことありません(笑)
相手を殴って殴って…、UFCの頂点にたどり着いた、とても稀な選手ってことが言えます。
それを証明するのが、21勝のうち18勝がKO勝利。
MMAの選手の中では、ハードパンチャーと言えるでしょう。
そしてこの選手のもう一つの特徴。
それはファイトスタイルではなく、興行を盛り上げる”トラッシュトーク”
現時点で、メイウェザーとも散々やりあっているが、それはUFCでも変わらない。
ですが、この選手のすごいところは、口だけではなく実力も備わっているところ。
コナーが出てくる前は、UFCのトラッシュトーカーと言われたチェールソネンという選手がいましたが、
結局アンデウソン・シウバに一度も勝てず…。
そういう点でも、このマクレガーに関しては、UFC史上最高のスター、タレントと言ってもいいかと思います。
私が思い出せる範囲でも、ランディ・クートゥア、チャック・リデル、GSP、アンデウソン・シウバ…、昔五味隆典をボコボコにしたBJペン…、
歴代のスターと比べても、マクレガーが一番のスターだと。
実際、記録にもそれが証明されています。
UFC史上初の2階級同時王者
UFCの歴史上、今まで2階級を制覇したチャンプは、マクレガー含め3人。
ランディ・クートゥア(ヘビー級・ライトヘビー級、さらにまたヘビー級に戻り王者になった)
BJペン(ウェルター級、ライト級)
ですが、上記の2人とマクレガーの違いは、チャンピオンのまま違う階級のチャンピオンになっていないという事。
その点で、マクレガーが唯一達成した同時2階級制覇は、UFCの歴史を見てもすごい事です。
2階級同時制覇した時の試合。
現在は、フェザー級のベルトは強制的にUFCに返上を言い渡され、ライト級のみのチャンプと記されています。
マディソンスクエアーガーデンの入場収入記録
マディソンスクエアーガーデンはよくボクシングのビックマッチなどの興行を行う会場として有名。
ですが、そこの入場収入記録はボクシングの興行ではなくUFCが最高記録。
マクレガーがライト級のタイトルマッチに挑戦したUFC205が1,770万ドルでトップ。
それまでの記録は、1999年にボクシングで行われたヘビー級の試合レノックス・ルイス対イベンダー・ホリフィールドの1350万ドル。
大幅の更新になりました。
これもマクレガー人気の賜物かと。
ペイパービュー売上記録
アメリカでは、ボクシングを含め格闘技は、民間で放送する事は少ないです。
なので、見たい人は、ぺイパービューで購入し試合をテレビで見るんですが、
マクレガーがメインを務めたUFC202の165万件が史上最高記録です。
ちなみに第2位もマクレガーがメインを務めたUFC196のの150万件。
UFCタイトルマッチ最短KO記録
UFCで9勝のうち、7つがKOというマクレガーですが、
その中で、フェザー級の王座統一戦が、UFCのタイトルマッチ史上最短KO記録です。
しかも相手は、当時パウンド・フォー・パウンドランキング(全階級通じての順位)1位で、MMA18連勝中、UFCフェザー級9度防衛中の絶対王者ジョゼ・アルドから奪ったKOです。
試合前は逆にアルドが挑発していましたが、
あっと言う間の出来事で、私も見てて何が起きたのかわからないくらいでした。
UFC契約ファイターで唯一のファイトマネー100万ドル
数年前に行われた「メイウェザー vs マニー・パッキャオ」の試合が、両者合わせたファイトマネーが300億っていうのはあまりにも有名な話ですが、
UFCファイターは同じ格闘家でも、そこまでサラリーが高いわけではありません。
理由は、ボクシングほどメジャーではないという理由と、アメリカの州によってUFCの興行を行えない州があります。
なので、ボクサーほどはファイトマネーを稼ぐことはできませんが、
唯一100万ドルのファイトマネーを受け取っているのが、マクレガー。
PPV売上・ボーナス含めると、大体1試合300万ドルという数字を稼いています。
ですが、去年からニューヨーク州がMMA解禁したので、これからはMMAファイターもファイトマネーが高くなっていくでしょう。
今までのファイトマネーでもMMAの選手の中では飛び抜けてるのに、今回のメイウェザー戦は100億とかいう噂。
多分、この試合終わったら、彼は引退しますね(笑)
勝敗予想
簡単ではありますが、コナー・マクレガーという選手の紹介を自分なりにしましたが、
少しはマクレガーの凄さがわかってもらえたと思います。
じゃあ、今回の試合、ズバリどっちが勝つか?
そりゃメイウェザーでしょう(笑)
マクレガーが勝つチャンスは1%も無いと思います。
ですが、メイウェザー本人も言っていますが、
「判定まで行ったら俺の負けだ」と。
要は、KOで勝って当たり前だと。
ですが、判定まで行くことはまず無いと思います。
マクレガーがスタミナ無いから(笑)
唯一UFCでの敗戦は、2階級上の選手との試合で、1・2ラウンドは一方的に殴りまくって、ダウンまで奪っていたのに、
3ラウンドにガス欠して、締め上げられてタップアウトしたっていう(笑)
まぁ次の試合、キッチリリベンジするところはさすがですが。
その時の試合。
ですが、何があるかがわからないのがスポーツ。
メイウェザーも試合からかなり遠ざかっていますし、勝負事に絶対はありません。
メイウェザーの記念すべき50戦目で、もしマクレガーが勝ったら…。
今から試合のある日曜日が楽しみです^^
ちなみにこの試合はDAZNで見れるんDAZ—-N(笑)
コメント
ガンモさん、格闘技もお好きなんですね。
CSでは中継しないんですかねぇ…
CS一局も入ってないけどwwwいつも友人宅www
>バッカスさん、CSではやらないと思います。日本で見るならDAZNしか…